いま、こどもに身につけさせたい力って知っている?
「非認知能力」って知っていますか?
計算力や語学力といった学校の成績だけでははかれない能力のこと
近年この「非認知能力」が注目されています。
非認知能力を伸ばしたいけど、何からはじめていいかわからない。
日常生活の中で実践できる習慣があるんです!
非認知能力は、目標を設定し、努力を続け、困難に立ち向かうための大切なスキルです。文部科学省の資料でも非認知能力は重要だと言われています。
この記事を読んで、非認知能力を伸ばすための具体的な習慣をぜひ出来ることから一緒に始めてみましょう!
非認知能力って何?
非認知能力とは、計算力や語学力といった学校の成績だけでははかれない能力のこと。
例えば、目標に向かって頑張る力、困難にぶつかってもあきらめない力、感情をうまくコントロールする力など、さまざまあります。これらの力は、勉強や仕事、人間関係など、人生のあらゆる場面で大切な役割をはたします。
研究では、非認知能力の高さが、学力テストの点数以上に将来の成功に関係していることがわかってきました。
非認知能力を伸ばすことは、こどもの可能性を広げ、よりよい人生を歩むためにとても大切です。
非認知能力を伸ばすとどうなる?
非認知能力を伸ばすことで、こんな効果を得られると言われています。
- 困難な状況でもねばり強く取り組むことができる
- 目標を立て、それに向かって努力できる
- 感情をコントロールし、ストレスに上手に対処できる
- 他のひとと協力し、良い関係を築くことができる
学校生活だけでなく、将来の社会生活でも役立ちますよね。非認知能力を高めることで、より充実した人生を送ることができるはずです。
非認知能力を伸ばす「5つの習慣」とは?
毎日の暮らしの中で、意識するだけで出来ることです。ぜひ親と子一緒に取り組んでみてくださいね。
習慣1: 目標を持とう
非認知能力を伸ばすために大切なのは、目標を持つことです。
目標があると、やる気が出て、努力を続けることができます。こどもに、自分の目標を決めさせ、それに向かって頑張るよう応援しましょう。
- 達成可能な目標にする
- 期限を決める
- 計画を立てる
こどもが自分で目標を立て、成功に向けて努力する習慣をつけることが大切です。
「毎日の宿題をいつやるのか」、といったちょっとしたことですが、学校から帰ってきてから宿題をやるまでのスケジュールをたてさせました。自分で目標をたてるからこそ出来るんですよね。
習慣2: 努力を続けよう
非認知能力を伸ばすには、努力を続けることが大切です。困難にぶつかっても、あきらめずに頑張る力を身につけることが大切です。
- 小さな目標を立て、一歩ずつ進む
- 頑張ったことを認め、自分でほめる
- 応援してくれる人に頑張りを伝える
努力することの大切さ、頑張る姿勢をほめてあげましょう。
大人もこどももほめられるって大事!
習慣3: 失敗を恐れないこと
非認知能力を伸ばすには、失敗を恐れずにチャレンジする勇気が必要です。失敗は成功への第一歩、失敗から学ぶことが大切と教えてあげましょう。
- 失敗から学べることを見つける
- 失敗を次の成功につなげる方法を考える
- 失敗しても、問題ない
失敗を恐れずにチャレンジする大切さ、失敗しても立ち直る力を育てることが重要です。
「失敗することのがイヤだから、チャレンジしない」上の子がそうです。よく、「失敗してもいいんだよ。失敗するから上手になるんだよ。」と伝えています。
習慣4: 感情をコントロールしよう
非認知能力を伸ばすには、感情をうまくコントロールする力が必要です。怒りや不安などの感情に振り回されず、冷静に対処する方法を身につけましょう。
- 深呼吸をして、気持ちを落ち着ける
- 感情を言葉で表現する
- 感情が落ち着くまで、少し時間を置く
感情と上手に付き合う方法を教え、感情コントロールの大切さを伝えましょう。
こどもだとなかなかむずかしいですよね。でも、気持ちを落ち着かせる方法を知らないだけ。こどもと一度話してみるのもいいですよね。
「カラーモンスターは、自分でも何が何だかよくわかりません。
いろんな気持ちがごちゃごちゃ…。
モンスターは、うれしい、かなしい、いかり、ふあん、おだやか、の
5つの気持ちを整理することができるでしょうか。
全世界で200万部を突破している「カラーモンスター」シリーズの第一作目の絵本です。
まだ感情のコントロールが難しい子どもたちが、自分の感情を把握し、気持ちの整理や表現をする手助けします。」
気持ちの整理や表現が自分でできるようになる1冊です。
習慣5: 人とのつながりを大切に
非認知能力を伸ばすには、人とのつながりを大切にすることが欠かせません。友だちや家族、先生など、周りの人といい関係を築く力を身につけましょう。
- 相手の気持ちを考えて行動する
- 感謝の気持ちを伝える
- 困っている人がいたら助ける
人とのつながりを大切にするこころを育て、思いやりの心を持つことの大切さを教えてあげましょう。
非認知能力をおうちで伸ばすには?
親子で目標を共有しよう
こどもの非認知能力を伸ばすには、家庭でのサポートが欠かせません。
親子で目標を共有し、一緒に頑張ることが大切です。
- こどもの目標を一緒に考える
- 目標達成に向けて、親子で計画を立てる
- 定期的に目標のすすみ具合を話し合う
こどもの目標に親が関心を持ち、一緒に頑張ることが重要です。
こどもの努力を認めて褒めよう
こどもの非認知能力を伸ばすには、こどもの努力を認め、ほめてあげること。こどもが頑張っている姿を見たら、どんな小さなことでもほめてあげましょう。
- 具体的な行動をほめる
- こどもの頑張りを認めてあげる
- ほめるタイミングを逃さない
こどもの自尊心を高め、頑張る意欲を引き出すために、こどもの努力を認め、ほめることを忘れないようにしましょう。
学校でも伸ばせる非認知能力とは?
学校では、グループ活動や発表、リーダーを経験するなど、様々な場面で非認知能力を伸ばすことができます。
- こどもたちが主体的に活動できる機会を作る
- 失敗を恐れずチャレンジできる環境をととのえる
- こどもたちの良いところを見つけ、ほめる
学校での生活では、先生やまわりの大人の協力が必要不可欠です。
友達の親や先生と話をする機会をもつことが、大切ですよね。
学校と積極的に関わろう
こどもの非認知能力を効果的に伸ばすには、先生と親が協力することが重要です。学校での様子を先生から聞き、家庭でのサポートに活かしましょう。
- 先生とこどもの様子について話し合う
- 先生からのアドバイスを家庭での関わりに活かす
先生と仲良くなるにはなかなか大変ですが、積極的に学校のイベントやボランティアに参加することで、学校と関わる機会が増えます。ちょっとしたことでもいいので、ぜひ参加してみてください。
まとめ: 非認知能力を育むために大切なこと
非認知能力を育むために大切なことをまとめると...
- 目標を持ち、努力を続ける習慣をつける
- 失敗を恐れずにチャレンジする勇気を持つ
- 感情をコントロールする力を身につける
- 人とのつながりを大切にする
- 家庭と学校が協力して、こどもを支援する
いきなり全部はできませんので、出来ることから積極的に取り組んでみてくださいね。